いきなりですが、これ、何に見えます?? クジラのヒゲ?
よく見ると年輪が見えます。。。
見ての通り木材です!! (最初からわかっていたって・・・スミマセン)
この木材は世界で一番「重たい」木材で、この大きさでなんと370g!!
何と、何と この重たい木は水に沈みます!!(沈む木があることを知っていました?)
ちなみに右上に浮いているのはクジラのヒゲで作った船(工芸品)です。
この木は「リグナムバイタ」といって世界一硬い木とも言われています。
この硬い木は、船のスクリューの軸受けに最適で、広く使用されていました。
また、この木から滲み出る樹脂が、摩擦熱による摩耗を防ぐ潤滑油の働きをしてました。
一方、鯨の脂(あぶら)である「鯨油(げいゆ)」も、軸受けや精密機械の潤滑油として
幅広く利用されていました。(ペリー率いる黒船の軸受けに使われていたそうです。)
現在は、代替品が多く出回っており、双方とも利用される機会はめっきり減りましたが、
当時はとても重宝されたということです。
よって、今回の鯨油(げいゆ) vs リグナムバイタは引き分けとします。。。(勝手ながら・・・)