1987年に有識人で結成された「クジラ食文化を守る会」がこのたびNPO法人として認可され、7月22日にその第1回目の活動を記念して宮城県石巻市で小泉武夫会長の講演会が開催されました。
以下に講演内容の一部を紹介します。
- サカナの自給率は50%近くまで低下しているが、外国から輸入されるサカナは安全面で問題がある
- 日本人はクジラを愛し、大切にしてきた民族。動物タンパクはクジラから摂ってきた。資源が健全であることは実証されており、人間の4倍のサカナを食べていることも問題だ。21世紀は食べ物が兵器になる。
- クジラの脂は不飽和脂肪酸で体に良い。また、鯨肉の中には抗疲労成分バレニンが含まれていて食べると強くなる。バレニンの効果はプロ野球や駅伝の選手の間で実証されている。
- 最後の晩餐にはクジラのペッパーステーキ丼と決めている。フライパンに油をたらし、鯨肉を焼く。コショウ(大衆食堂に置いてある物が良い)をたっぷりとふりかけ、最後に醤油をかけてご飯の上に肉と煮汁を乗せて完成。子どもの頃の思い出のクジラ料理はすき焼きだった。
講演の終了後、来場者全員に鯨肉が配られました。
下の写真は懇親会でふるまわれた大阪「徳家」さん特製のハリハリうどんです。