本日、ベルサール八重洲で鯨肉の認知症予防効果に関する記者説明会があり、出席してきました。
説明会では、昭和大学医学部と日本鯨類研究所の共同研究で得られた成果について、昭和大学医学部の塩田清二教授と、和田亘弘研究員から発表がありました。
老化促進マウスを用いた1年間にわたる行動試験の結果、鯨肉抽出物を摂取したマウスに短期記憶、中期記憶で改善が見られたことから、鯨肉には認知症を予防する効果がある可能性が極めて高いことが確認できたとのことです。
厚労省は、10年後には認知症の高齢者が700万人に達すると推定し、今年1月、認知症対策を国家戦略に掲げています。認知症の医療費には一人当たり年間500万円を要するとの試算もあり、鯨肉を食べることで認知症が予防できれば、医療費の削減に大きく貢献できるものと期待されます。
鯨肉に含まれるバレニンには、抗疲労効果があることが既に確認されており、今回の認知症予防効果と合わせ、その保健的機能性は驚異的で、捕鯨再開への決意を改めて強くした次第です。