亀田 啓司
KEIJI KAMEDA
司厨部 司厨手
2019年入社
司厨部 司厨手
2019年入社
KEIJI KAMEDA
亀田 啓司
亀田 啓司
KEIJI KAMEDA
司厨部 司厨手
2019年入社
捕鯨の現場には直接関わらないものの、毎日の料理づくりを通じて事業に貢献している縁の下の力持ち。オフシーズンも知り合いの店でその腕を降るっている。
半年間にわたって船上で過ごす乗組員にとって、食事は貴重なリフレッシュタイム。毎日欠かさず料理をつくり、生活を支えているのが司厨部のメンバーです。飲食店から転職し、司厨部の一員として活躍する亀田に、現在の仕事の魅力ややりがいを聞きました。
もともとは千葉にある飲食店に勤めていたのですが、コロナ禍によって経営状況が悪化したこともあって、安定した職場に転職しようと考えるようになりました。そのときにたまたま共同船舶のことを知り、入社を決断したんです。
司厨部の仕事は、乗組員の食事をつくること。一度船に乗ると食材を買い足すことができないので、限られた材料で創意工夫することが求められますし、在庫や保存状況などの管理もきちんとしなくてはいけません。また、以前勤めていた店は洋食がメインだったのですが、ここでは和洋折衷さまざまなメニューを提供しますし、栄養バランスも考慮する必要があります。これまでの環境とはまったく勝手が違いますが、とても勉強になります。また、現在は司厨部に7名在籍しているのですが、それぞれバックグラウンドが異なり知識や得意分野も異なるので、一緒に働いていて刺激が得られますね。
共同船舶ならではの料理として、獲った鯨の肉を出すことがあります。また、厳密に決まっているわけではないですが、毎月1日と15日は少しメニューが豪華になるので、乗組員のみんなも楽しみにしているみたいです(笑)。料理人としては、やっぱりつくった料理を「美味しい!」と言ってもらえるのが一番嬉しいですね。これからもたくさんの「美味しい!」が聞けるように、食材や食べる人と真剣に向き合いながら料理をつくっていきたいですし、もっと経験を積んで料理の表現の幅も広げていきたいと思っています。
船の上での生活は、想像していたよりもずっと快適でした。一人ひとりにベッドは用意されていますし、空調も効いているので季節を問わずに心地よく過ごすことができます。また、会社からのバックアップや手当ても充実しているので、安心して働くことができていますね。
航海中は休みがなく毎日厨房に立ちますが、入港した後は長期休暇が取れるので、とてもメリハリの効いていますね。これまでの職場ではなかなか自分の時間を確保できなかったんですが、今はいい意味で人生にゆとりができました。休暇中は家族で過ごす時間を楽しんだり、知り合いのお店で働かせてもらったりして過ごしています。会社に報告する義務はあるのですが、休暇中の副業を推奨しているのも共同船舶の魅力ですね。この取材が終わったら、会社からの紹介で、短期間だけ別の船に乗ることも決まっています。