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支える人

営業部 部長

2005年入社

YUSUKE TAKANO

高野 雄介

鯨食文化を継承していくために。
誇りを持って挑戦を続けていく。

高野 雄介

高野 雄介

YUSUKE TAKANO

営業部 部長

2005年入社

鯨と向き合う仕事に興味を持ち、異業種から転職。鯨肉の仕入れ・販売を担う営業部の部長として、鯨食文化の保護や普及に力を入れている。

鯨を獲るだけではなく、市場に流通させることで鯨食文化の普及に努めるのも、共同船舶の重大な使命です。販路の確保・拡大や、鯨を使った新商品の開発などを担当する営業部部長の高野が、鯨の魅力や現在のモチベーションを話してくれました。

鯨と向き合う仕事に惹かれて。異業種からのチャレンジ。

以前は別の会社に勤めていたのですが、あるときに知人から「営業を探している会社がある」と言って共同船舶のことを紹介してくれました。その頃は日本近海だけではなく南極でも捕鯨をしていた時期で、販路拡大にあたって営業が必要ということでオファーをしてくれたんです。それまでは鯨や海とはまったく関係のない仕事に就いていたんですが、話を聞いているうちに興味が湧いてきて入社を決断しました。

営業部の仕事としては、海上社員たちが獲ってきた鯨肉製品の販売はもちろん、海外の鯨肉の輸入・販売もしています。私は部長という立場で、営業部の仕事や目標数値の管理、営業ツールの作成などを担当。営業部のメンバーは私を含めて、それぞれが担当するエリアの販売状況の管理や、取引先への営業、新物販売の案内などを行っています。全国各地に出張する機会も多く、いろんな業界の方と知り合うことができるのも営業部の魅力ですね。

鯨の新しい可能性を開拓していく。

販売だけではなく、実際の売り場に足を運ぶことも、営業部の大切な仕事です。たとえば商品の売れ行きが芳しくないときは、陳列の仕方が良くない、店頭POPが上手く活用できていないなど、売り場に問題があるケースも少なくありません。そのため、現場で何が起こっているのかを自分の目で確認し、感じたことをメーカーやサプライヤーの担当者にフィードバックするようにしています。

また、鯨肉の販売だけではなく、サプリメントや化粧品など新商品の開発や、大学とコラボレーションして鯨肉の魅力を学生に伝えるといった活動もしています。鯨を日常的に食べて育った世代は、今ではかなり高齢となっているため、若い方たちが鯨に興味を持てるよう、新しいイメージを打ち出していくことが急務です。無数に存在する食料品やアイテムの中から、鯨を使った商品が選ばれるように、新しいアイデアを打ち出していきたいですね。

水産資源と鯨食文化を未来へつなぐために。

捕鯨については反対意見もありますが、適度に鯨を捕獲することは水産資源を守ることや、古来より受け継がれてきた鯨食文化を継承していくことにつながります。鯨は全国津々浦々でさまざまな食べ方がされてきた、地域に根づいた食でもあります。世界で唯一、母船式捕鯨に取り組んでいる私たちだからこそ、それを継承していく責務があると感じていますし、意義のある活動に取り組んでいるということを一人でも多くの人に知ってもらえたら嬉しいです。

共同船舶は、ただ鯨を獲って販売するだけの会社ではなく、鯨食文化を守る使命や、鯨の新しいイメージをつくっていく活動など、やりがいのある仕事がたくさんあります。アイデアを考えるのが好きな人や、いろいろなことにチャレンジしてみたい人にとっては、とても楽しく働くことのできる職場だと思います。